ノルディックスキー・ジャンプ女子の2枚看板、高梨沙羅、伊藤有希のワンツーが見えてきた。10日、現地で2度目の公式練習が行われ、飛距離で1回目が高梨1位、伊藤2位、2回目も高梨が1位で伊藤が3位。3回目は今度は伊藤が1位で高梨が3位と12日の本番に向け、上昇カーブを描いてきた。高梨は「1、2回目はまずまず。R(助走路の曲線部分)からスムーズに乗れてこられている」と話せば、伊藤も「滑りの感覚が良くなってきた」と手ごたえを口にした。

 日本の誇りを胸に戦う。前日の開会式に伊藤は前回ソチ大会に続き、高梨は初めて参加した。伊藤は「聖火を見て五輪だなぁ」と気持ちを奮い立たせ、高梨は「日本代表だということをあらためて実感した」と話した。安倍首相からも「頑張って」と声をかけられ「日の丸」の重みを受け止めた。2枚看板でメダル取りにいく。