念には念を-。平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)のスノーボード女子スロープスタイルビッグエア代表の鬼塚雅(19=星野リゾート)が4日、韓国・襄陽(ヤンヤン)国際空港に到着した。

 通常の遠征で、持参するボードは2枚だが、平昌には6枚を持ってきた。「折れてしまった時のために」と笑った。何が起こるか分からない五輪。初の大舞台に万全を期した。

 15年世界選手権を制したスロープスタイルに加え、今大会からの新種目ビッグエアもメダルを期待される。「2つ金メダルを取りたい」と意気込んだ。その鍵を握るのは縦2回転、横3回転する大技バックサイド1080。「完成度はかなり上がっているが、不安な部分もある。これからたくさん、今までの自分の動画を見て、自信を付けたい」と話した。