平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)スノーボード男子ハーフパイプ(HP)日本代表の片山来夢(22=バートン)が4日、出身地の焼津市役所で行われた「片山来夢選手を応援する会」に出席した。会場には参加者約100人が集まり、片山は「焼津を背負って戦い、ベストの滑りで皆さんに感謝を伝えたい。応援よろしくお願いします」とあいさつ。中野弘道市長(60)は「焼津市民全員が応援している。力を抜いて頑張ってほしい」とエールを送った。

 静岡県出身者で初の雪上競技五輪代表になった片山は、両親の影響で焼津東小1年からスノーボードを始めた。卒業後は、室内スノーボード場のある愛媛県に単身留学。中学、高校に進学した。高校卒業後にワールドカップ(W杯)を転戦。今年1月20日、国際スキー連盟の五輪枠ランキングで、五輪切符を手にした。

 W杯で優勝経験もあり、目指すは金メダルだ。「出るからにはトップを目指します。気負い過ぎず、いつも通りに臨んで、持ち味の高さを出したいです」。

 スノーボード男子HPは、大会5日目の13日午後1時から予選、翌14日午前10時30分から決勝が行われる予定で、市は両日に大富公民館大集会場でのパブリックビューイング開催を決定。片山は6日、平昌に入る。【古地真隆】