戸塚優斗の初めての五輪は思わぬ形で幕を閉じた。

 決勝2回目の最初のエアで「リップ」と呼ばれる壁の最も高い位置にしたたかに体を打ってパイプの底に転落。立ち上がることができず、そのまま最寄りの病院へ搬送された。JOCによると意識はしっかりしており、腰の痛みを訴えているという。今季のW杯で初出場優勝を果たした16歳の新鋭は「メダルを取れるように頑張りたい」との思いを果たせず、苦い結末となった。