1組に登場した17歳の大久保勇利(ムラサキスポーツ)は84・25点で9位、2組に登場した16歳の国武大晃(STANCER)は37・25点で17位に終わり、決勝進出はならなかった。

 大久保は1回目は84・25点だった。横4回転をボードをつかむ「グラブ」も入れて、しっかり着地した。2回目はスピードに乗って踏み切り、1回目より難度を上げて横4回転半に挑んだものの、前のめりになって転倒した。44・25点だった。大久保は「攻めたけどダメだった。めっちゃ悔しいです。また練習します」と語った。

 国武は1回目は37・25点だった。軸をずらしながら縦に3回転、横に4回転する「トリプルコーク1440」に挑戦。大きなエアだったものの、最後に横回転を回りすぎて着地に失敗した。2回目は36・75点だった。1回目と同じようにフロントサイドのトリプルコーク1440(軸をずらして縦に3回転、横に4回転)に挑んだが、着地で尻もち。横回転しすぎてしまった。約3秒間の空中での演技を終え、両手を合わせて謝るような仕草をした。「みんな応援してくれていたので、申し訳ない。(着地で)立てるように練習して、次に挑みたい。トップライダーはうまい。実力の差を見せつけられた。足りないところがいっぱいある」と振り返った。

 予選は2組に分かれて争った。2回の演技で高い方の得点が採用され、各組上位6人が決勝に進んだ。