女子5000メートルで高木菜那(25=日本電産サンキョー)が今大会初レースに臨み7分17秒45で最下位の12位に終わった。スピードに乗れず持ち味の粘りの滑りが不発。金メダルが期待される団体追い抜き、マススタートでの雪辱を誓った。押切美沙紀(25=富士急)は7分7秒71で9位、エスミー・フィッサー(オランダ)が6分50秒23で優勝した。

 高木菜は悔しい最下位に「情けないレースをしてしまった。スピードに乗り切れず、気持ちが切れてしまった」と肩を落とした。それでも、19日の団体追い抜き予選に向け、切り替えを強調。今季世界記録を出した3レースすべてに出場した中心選手とあり「今はへこんでいる場合ではない。自分のせいでメダルが取れないのはいやだし、気持ちを作り直したい」と話した。