女子団体追い抜きの世界記録を持つ日本(高木美帆、菊池彩花、高木菜那)が、カナダを下し決勝に進出、銀メダル以上を確定させた。

 決勝では宿敵オランダと対戦する。

 準決勝からは向かい側をスタートする相手と対戦するトーナメント方式で、序盤からリードを奪った日本は、3人が一体となった一糸乱れぬ滑りで圧倒。最終コーナーでは先頭の高木美帆が決勝へ向けて、ペースダウンのサインを後方を滑る2選手に送るなど余裕をみせ、2分58秒94でカナダに2秒90差つけた。

 19日の1回戦ではスタートのミスで呼吸が合わず出遅れたものの2分56秒9、宿敵オランダに次ぐ全体2位のタイムで準決勝に進出していた。

 日本は今季、ワールドカップ(W杯)の全3レースで世界記録を塗り替えるなど優勝候補に挙げられており、悲願の金メダルへ王手をかけた。日本のメダル数は今大会11個目となり98年の長野大会(10個)を抜き冬季五輪では史上最多となった。