丸川珠代五輪相(50)が6日、閣議後の会見で、東京五輪の事前合宿をするため、3日に来日したセルビア選手団1人が羽田空港検疫で新型コロナウイルス陽性となったが、残る選手団4人全員が濃厚接触者と認定されたと明かした。

丸川氏によると、選手団は富山県南砺市で事前合宿を行う予定で、南砺市を所管する富山砺波厚生センターが濃厚接触者と認定した。4人は航空機の座席情報をもとに濃厚接触の疑いと認定されていたため、南砺市に向かわず、一時滞在施設で待機している。丸川氏は「新たな指針に基づくものだが、適切に対応したものと考えている」と対応を評価した。

6月23日にウガンダ代表選手団の1人が成田空港検疫で陽性となり、その後、他の選手や市職員、貸し切りバス運転手、添乗員ら濃厚接触者は15人に上った。対応のまずさが指摘され、その後、濃厚接触の疑いを空港で判断する方針となった。