フィギュアスケート男子でロシアの五輪金メダリスト、エフゲニー・プルシェンコ氏(43)が、2010年バンクーバー・オリンピック(五輪)で獲得した銀メダルを捨てたことを明らかにした。5日にモスクワで開催されたイベントで、これまで明かしてこなかったエピソードとして紹介したと、ロシア通信などが報じた。
同氏は02年に銀、06年に金メダルに輝き、バンクーバー大会は連覇を狙った3度目の五輪だった。しかしわずかな差で頂点に立てず、判定への不満を募らせていた。捨てたメダルを地元のカナダ警察が「あなたのものでは?」と持って訪ねてきたが、同氏は「私のものでない。私のは違う色です」と返答したことを明かした。
現役時代に「皇帝」と称されたプルシェンコ氏。バンクーバー大会はショートプログラム(SP)で首位に立ったが、フリーでエバン・ライサチェク(米国)に逆転された。当時はフリーで4回転を跳ばなかった覇者と、成功させたプルシェンコの判定を巡り議論が起きていた。


