「スギハラ」を見せたい。体操女子で東京オリンピック(五輪)代表に内定した杉原愛子(21)が所属先の武庫川女子大で報告会を開いた。

選考会となったNHK杯(長野)で4位に入り、貢献度で団体枠の4人目に選ばれていた。16年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続出場。「終わってからたくさんの方からメッセージが来て、そこで代表になれたというのが実感してて、昨日から練習を再開したんですけど、五輪へ向けてどう行動するかを考えてます」と気持ちを高めた。

得意種目の平均台では、17年にE難度の新技「足持ち2回ターン」が「スギハラ」と命名された。安定感重視だった選考会ではその代名詞を封印してきたが、「チーム、団体としてメダルの獲得が1番の目標なので、それをやるかやらないかはコーチや本部長になる。私自身はやりたい」と望んだ。リオ五輪団体では4位。メダルまでわずかの悔しさを晴らす舞台になる。