競泳男子の瀬戸大也(26=ANA)が30日、都内の日本水連を訪れて、東京五輪競泳日本代表の主将を辞退する意向を伝えたことがわかった。

関係者は「瀬戸選手から主将を辞退したいという申し入れがありました。本人の希望なので、これから日本水連で審議します」と説明した。6日の日本水連常務理事会で話し合われる。

また瀬戸はこの日、日本水連を通じて、日本オリンピック委員会(JOC)に対して「シンボルアスリート」の契約解除も申し出て、JOCから了承された。解除に伴う手続きについては、これから調整する。

瀬戸は昨夏の世界選手権で200メートル、400メートルの個人メドレーで2冠を達成。帰国後に、競泳日本代表主将を任されることが内定していた。ただ23日に「デイリー新潮」で女性問題が報じられて騒動に発展。マネジメント会社を通じて「自分の軽率な行動により、大切な家族を傷つけ、応援してくださっている皆様、関係者の方々、支援いただいている企業の皆様に大変不快な思いと、ご迷惑をおかけしてしまいましたことを深くおわび申し上げます。自分の行為を猛省し、家族との今後についてはしっかり話し合いたいと思っております。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪していた。