【契約更改2023全文・ヤクルト長岡秀樹】「ショートで獲る」/4,100万円

プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第32回はヤクルト長岡秀樹内野手(22)。色紙には「優勝」と書き込みました

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「契約更改2023」一覧

◆長岡秀樹(ながおか・ひでき)2001年(平13)9月26日、千葉県生まれ。小学1年から野球を始める。八千代松陰では3年夏の千葉県大会で準優勝。甲子園出場はなし。19年ドラフト5位でヤクルト入り。20年10月23日中日戦でプロ初出場。22年に遊撃手でゴールデングラブ賞。同年オフに背番号を58から7に変更した。今季は135試合に出場し、打率2割2分7厘、3本塁打、35打点。通算285試合出場、12本塁打、83打点、打率2割3分。174センチ、74キロ。右投げ左打ち。推定年俸3300万円→4100万円。

何やってもうまくいかない

――色紙に書いた言葉の意味を

今年1軍で出させてもらって2年目で、去年は優勝させてもらって、今年は5位っていう結果で、やっぱり優勝するってすごくいいなと思いましたし、阪神がうらやましかったっていうか。もう一度優勝したいという思いがすごく強くなりました。

――サインは

しました。800万アップです。

――契約更改終えて

成績があまり振るわない中で、すごく評価していただいたので、すごく感謝しています。

――球団からは

1年間、1回も抹消することなくやってくれたとは言っていただきましたけど、もう少し打つ方は、と言っていただきました。

――今季を振り返って

何やってもうまくいかない時期が長かったですし、苦しい時期っていうか、ほぼほぼでしたね。

――スタメンを外れる時期もあった

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岐阜県・羽島郡出身。2浪1留の親不孝者。青学大から13年入社。
野球部でアマチュア、巨人、ヤクルト、楽天、DeNA、巨人を歴任。一番の思い出は、19年の台湾出張。痔が悪化し、現地ホテルで試合観戦。異国の地で、購入したボラギノールは忘れられない。
20年からスポーツ部に異動し、サッカー担当に。23年秋から野球部に復帰。好きなものは、優しいウォシュレット。嫌いなものは、硬い椅子。