【契約更改2023全文・ヤクルト内山壮真】「来年が1つ勝負の年」/2,600万円

プロ野球選手は毎年シーズンを終えると球団と交渉し、来季の年俸にサインします。シーズンを振り返り、来季への抱負を語りながら、時には知られざる思いや葛藤を見せることもあります。選手の言葉から23年シーズンを振り返ります。第33回はヤクルト内山壮真捕手(21)。色紙には「達成」と書き込みました

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「契約更改2023」一覧

◆内山壮真(うちやま・そうま)2002年(平14)6月30日、富山県生まれ。小学3年から野球を始める。星稜では1年夏から3季連続で甲子園出場。2年夏は準V。同年秋に内野手から捕手へ転向した。高校通算34本塁打。20年ドラフト3位でヤクルト入り。21年4月8日広島戦でプロ初出場。同年フレッシュ球宴でMVP。今季は94試合の出場で打率2割2分9厘、6本塁打、27打点。通算174試合出場、10本塁打、46打点、打率2割2分7厘。171センチ、71キロ。右投げ右打ち。推定年俸1600万円→2600万円。

打率3割と2桁ホームラン

――色紙に書いた言葉の理由は

自分の個人の成績として今まで目標を達成できたことがなかったので、来年が1つ勝負の年になるかなと思っているので、自分の個人の成績もそうですし、チームの優勝というところもいろいろなことが達成できる1年にしたいなと思って、はい、この文字にしました。

――契約更改サインはしましたか?

しました。

――年俸の増減は

1000万円アップ、2600万で契約させていただきました。話としては、いろいろ自分の成績もよくなかったところは多かったんですけど、外野とキャッチャーでというところで、そこのがんばりというところを評価していただいて、そういった金額でサインさせていただきました。

――来季の具体的な目標は?

打つ方は打率3割と2桁ホームラン、そこの2つを目標にがんばりたいなと思います。

――今年を振り返って

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岐阜県・羽島郡出身。2浪1留の親不孝者。青学大から13年入社。
野球部でアマチュア、巨人、ヤクルト、楽天、DeNA、巨人を歴任。一番の思い出は、19年の台湾出張。痔が悪化し、現地ホテルで試合観戦。異国の地で、購入したボラギノールは忘れられない。
20年からスポーツ部に異動し、サッカー担当に。23年秋から野球部に復帰。好きなものは、優しいウォシュレット。嫌いなものは、硬い椅子。