【まったりと】谷繁元信&里崎智也、2023順位予想を答え合わせする/セ・リーグ編

新しい予想スタイルの誕生ですか? 日刊スポーツ評論家24人が開幕前に行った順位予想の反省会。今季は谷繁元信氏(52)、里崎智也氏(47)2人そろって15位タイに終わりました。上位の顔触れを見てみると…。ちなみに〝アレ〟は、38年ぶり日本一の阪神のOB岩田稔氏(40)。順位予想もトラの年でした。大人気企画の完全版セ・リーグ編です!

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ともに15位タイ。里崎氏は去年の3位から大きくダウンした。谷繁氏は2つ上げたが、下から数えた方が早いことは変わらない。

「反省することはない」と開き直る2人だが、思わぬところへ矛先を向けた。

◆日刊スポーツ式の順位予想ポイント制 一般的には順位の正解数が重視されがちだが、本紙では精度に重きを置く。予想した順位と実際の順位の誤差が、何位あったかでマイナス点を加算。1位予想で結果が6位なら「マイナス5点」となり、他が当たっていても痛い失点となる。マイナス点が少ない予想が勝者だ(同点なら的中数の多さを優先)。20年シーズンから答え合わせを開始し、初代王者は権藤博氏で、21年は浜名千広氏、22年は緒方孝市氏が優勝した。

◆日刊スポーツ式の順位予想ポイント制 一般的には順位の正解数が重視されがちだが、本紙では精度に重きを置く。予想した順位と実際の順位の誤差が、何位あったかでマイナス点を加算。1位予想で結果が6位なら「マイナス5点」となり、他が当たっていても痛い失点となる。マイナス点が少ない予想が勝者だ(同点なら的中数の多さを優先)。20年シーズンから答え合わせを開始し、初代王者は権藤博氏で、21年は浜名千広氏、22年は緒方孝市氏が優勝した。

「あまり球場で見ない」

谷繁上位の評論家の人たち、正直、あまり球場で見ないんだよ。

里崎球場にいなくても、長年の経験とイメージ力で当てにいけるんじゃないですか?

谷繁すごいなあ。(1位の)岩田は甲子園で声も聞いたけど、(2位の)真弓さんは見ないよ。

里崎(宮本)慎也さんは結構、球場行かれてますけどね。あ! セ・リーグ、全敗だった(笑い)。

谷繁本当だ!

自分たちの順位を棚に上げ、他の評論家への〝口撃〟が止まらない。続けてやり玉に挙げたのは、そろってセ・リーグ2位に予想した昨季優勝チームだ。

「ま、村上じゃね?」

里崎僕らの点数が低かった一番の理由は、ヤクルトが頑張らなかったからですよ。

谷繁そう!

里崎一瞬、最下位になりかけましたからね。僕らが問題じゃないですね。こんなに頑張れないとは思わない。誰のせいですか?

谷繁ま、村上じゃね?

里崎それでも31本、ホームラン打ってます。

谷繁最初が悪すぎた。

里崎WBC行って大谷とか、吉田とか、ダルビッシュのトレーニングをまねたけど全く合わなくて。それをやめたら上がってきたと、本人が言ってました。

谷繁人それぞれ自分に合うトレーニングがある。

里崎見つけた方がいいですよね。じゃあ、そのアドバイスを早めにできなかった大松尚逸(打撃コーチ)のせいですね。

谷繁(ロッテで)一緒にやってるから、大松のことは言える。

里崎後輩だし。大松のせいにしとこう。

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子どもの頃、平和台球場で見た情景がプロ野球観戦の原点。大学卒業後は外務省に入り、旧ユーゴスラビアのセルビアやクロアチアの大使館に勤務したが、野球と縁遠い東欧で暮らしたことで、逆に野球熱が再燃。30歳を前に退職し、2006年6月、日刊スポーツ入社。
その夏、斎藤佑樹の早実を担当。いきなり甲子園優勝に立ち会うも、筆力、取材力及ばず優勝原稿を書かせてもらえなかった。それがバネになったわけではないが、2013年楽天日本一の原稿を書けたのは幸せだった。
野球一筋に、横浜、巨人、楽天、ロッテ、西武、アマチュアの担当を歴任。現在は侍ジャパンを担当しており、3月のWBCでは米・マイアミで世界一を見届けた。
好きなプロ野球選手は山本和範(カズ山本)。