【谷繁元信のキャンプ休日考】35年前、肝を冷やした…沖縄の超パワースポットを再訪

プロ野球キャンプ取材で沖縄、宮崎を回った谷繁元信氏(53=日刊スポーツ評論家)が2月5日、沖縄・南城市にある観光名所を訪ねました。大洋(現DeNA)のドラフト1位ルーキーだった89年2月6日、キャンプ最初の休日に訪れて以来、実に35年ぶりでした。南国情緒あふれる場所でリラックスした谷繁氏。27年間の現役生活から、プロ野球選手のキャンプ休日の過ごし方について語りました。

プロ野球

◆谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)1970年(昭45)12月21日、広島県生まれ。江の川(現石見智翠館)で87、88年夏の甲子園出場。8強入りした88年は島根大会全5試合で計7本塁打。同年ドラフト1位で大洋入団。98年にチームの38年ぶり日本一に貢献。01年オフにFAで中日に移籍し、リーグ優勝4度、07年日本一。13年に捕手史上3人目の通算2000安打。14年から選手兼任監督を務め、15年の引退までプロ野球記録の3021試合に出場。27年連続本塁打、捕手で2963試合出場はギネス記録にも認定。ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞6度。16年は監督専任。右投げ右打ち。

■宮崎への移動日

2月2日から沖縄本島でキャンプをしている6球団を回りました。次は宮崎です。5日の夕方の便でしたが、その日はどの球団も休み。時間が空きました。そこで…

アクティブな谷繁さんが、ふと思い立って向かった先とは? 笑いあり、回顧あり、最後は持論の展開まで。笑顔がステキな殿堂捕手のキャンプ休日考です。たくさんの写真とともに、沖縄の風もあわせてお楽しみください。

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子どもの頃、平和台球場で見た情景がプロ野球観戦の原点。大学卒業後は外務省に入り、旧ユーゴスラビアのセルビアやクロアチアの大使館に勤務したが、野球と縁遠い東欧で暮らしたことで、逆に野球熱が再燃。30歳を前に退職し、2006年6月、日刊スポーツ入社。
その夏、斎藤佑樹の早実を担当。いきなり甲子園優勝に立ち会うも、筆力、取材力及ばず優勝原稿を書かせてもらえなかった。それがバネになったわけではないが、2013年楽天日本一の原稿を書けたのは幸せだった。
野球一筋に、横浜、巨人、楽天、ロッテ、西武、アマチュアの担当を歴任。現在は侍ジャパンを担当しており、3月のWBCでは米・マイアミで世界一を見届けた。
好きなプロ野球選手は山本和範(カズ山本)。