佐藤輝明はバースになれるか 岡田彰布ほうふつ森下翔太との争い/物語のあるデータ

3冠を制するにはチームメートに打ち勝たなければならない。阪神の佐藤輝明内塁手(27)が同僚森下翔太外野手(25)相手に挑む戦いだ。7月20日時点で、佐藤は打率、打点の2部門で首位。本塁打で森下を追う。日本一に輝いた1985年、主砲バースは打率で猛追する岡田彰布を振り切り、三冠王に輝いた。V9巨人でいえば、ONの激闘があった。ヤクルト時代の村上宗隆(ホワイトソックス)以来4年ぶりの3冠王となるか、阪神2人の争いから目が離せない。

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佐藤輝明は森下翔太(左)とポーズ

佐藤輝明は森下翔太(左)とポーズ


チームメートで争う3冠


無安打無得点を阻止する1発になった。佐藤が7月16日の中日戦で放った21号2ランだ。7回無死一塁、柳裕也の初球チェンジアップを捉えると、打球は右中間スタンドに吸い込まれた。

森下も負けていない。翌17日の広島戦だった。5回1死二塁、アドゥワの142キロ速球をバックスクリーン左に運んだ。24号2ラン。自己最多を更新して、トップの座は譲らない。

7月20日時点で、佐藤は打率3割3分2厘。打点64。2位にはともに森下がつけ、2割9分6厘、55打点。2人の争いは最後の最後までもつれそうだ。

7月5日の広島戦ではこんなプレーがあった。5回1死一、二塁で佐藤が右前に強烈な当たりを放った直後のことだ。打球は雨上がりで水を含んだ芝生を滑り、右翼手野間峻祥のグラブをはじいた。


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徳島・吉野川市出身。1974年入社。
プロ野球、アマチュア野球と幅広く取材を続けてきた。シーズンオフには、だじゃれを駆使しながら意外なデータやエピソードを紹介する連載「ヨネちゃんのおシャレ野球学」を執筆。
春夏甲子園ではコラム「ヨネタニーズ・ファイル」を担当した。