「ぶさいく」オンリーワン! 浅香あき恵 吉本新喜劇〝伝統枠〟 来年デビュー半世紀

吉本新喜劇の浅香あき恵(68)は来年にデビュー50周年を迎える大ベテラン。トレードマークとも呼べる「ぶさいくネタ」は、今やオンリーワンの存在だ。4月26日には新プロジェクト第1弾として、酒井藍(39)との2人芝居に挑戦するなど、まだまだ気持ちは若い。

お笑い

◆浅香あき恵(あさか・あきえ)1956(昭31)10月23日生まれ、大分市出身。中学校の学芸会で「女優になる!」と決意。高校2年時に家族とともに大阪へ。高校卒業後、文学座受験するも不合格。19歳だった76年、吉本新喜劇の進行係を経て、座員に。花紀京、船場太郎、間寛平、木村進らにもまれて、やがてマドンナ役となる。

89年の「吉本新喜劇やめよッカナ?キャンペーン」を機に漫才転向。島田一の介とコンビを組んだが1年半で解散し、新喜劇復帰。内場勝則、辻本茂雄、石田靖らにいじられ、ぶさいくキャラで人気を集める。

浅香あき恵ニュープロジェクト第1弾として、酒井藍との「2人芝居」が4月26日、大阪・心斎橋のSPACE14で開催される。

夫は元Wヤング、現新喜劇座員の佐藤武志(70)。趣味は韓国ドラマ鑑賞、ガーデニングなど。身長161センチ。

フル回転の68歳 シリアスから王道ドタバタ
アドリブ「力」で仕上げ、終わればスッキリ

2月28日に行われた「京山幸枝若 人間国宝認定記念公演」。さらに3月2日の「吉本新喜劇記念日2025」(いずれも大阪・なんばグランド花月で)というスペシャル公演を乗り越えたばかり。前者は若き日の京山幸枝若(吉田裕)の母親役でシリアスな演技も求められる役柄。後者は詐欺師グループの手先として、うどん店の店主やなぎ浩二(82)に近づいてカネをだまし取ろうとする伝統的ドタバタコメディー。

さらに前後して、なんばグランド花月や京都・よしもと祗園花月でのレギュラー公演があり、さらには新喜劇65周年ツアーで全国へ。まさにフル回転の忙しさ。よく知られた事実だが、新喜劇のけいこは本番前日の一日のみ。長年の経験と瞬発力、アドリブ力で本番の舞台を仕上げてしまう。

浅香だからというわけじゃないんですが、終わってしまったお芝居は、きれいに頭の中から消えてしまっています。「あの時はどんな役柄だったかな」とあとから振り返っても、なかなか思い出せないんですよ。でも、やなぎ浩二座長の時は、けいこからゆるゆるムードでずっと笑いが途切れなかった。本番では、そんな楽しい空気がお客さんにも伝わったかもしれません。

来年、デビュー50周年を迎える吉本新喜劇の浅香あき恵。舞台前にはこんなふうにスクワットを30回行っている(撮影・三宅敏)

来年、デビュー50周年を迎える吉本新喜劇の浅香あき恵。舞台前にはこんなふうにスクワットを30回行っている(撮影・三宅敏)

浅香登場の定番 「ぶさいく」「くっさ~」
舞台離れて「意外に…」言われバンザイ!

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。