りくりゅう結成直後に語っていた未来地図 3年前の真駒内で「メダル取れるペアに」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは12月8日、イタリア・トリノで開幕します。

シリーズ2戦上位6組が集うペアは、三浦璃来(20)木原龍一(30)組(木下グループ)が出場。2季連続の出場権獲得ですが、昨季は新型コロナウイルスの影響で直前で中止となり、晴れ舞台に「りくりゅう」が立つのは初めてです。

その切符を堂々とたぐり寄せたのが、GPシリーズ第5戦NHK杯(札幌)の優勝。何かの縁か、3年前の19年大会でGP初出場を飾り、5位に食い込んだNHK杯と同じ会場でした。

日刊スポーツのフィギュア班には、当時のフリー一夜明け取材(19年11月24日)の音声が残っていました。当時と変わったこと、変わらないこと-。今回は初々しく感じる、3年前の2人の言葉をお伝えします。

フィギュア

〈思い出深いGPデビューの地で決めた!NHK杯優勝でファイナル切符〉

【りくりゅう19年と22年のNHK杯得点比較】


順位SPフリー合計
19年5位62・41(6位)117・53点(6位)179・94点
22年優勝78・25(1位)137・91点(1位)216・16点

(※19年はGPシリーズ第6戦11月22~24日、22年は同第5戦11月18~20日開催。会場はともに札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

19年NHK杯、エキシビションで演技する三浦・木原組

19年NHK杯、エキシビションで演技する三浦・木原組

初々しい三浦璃来・木原龍一の取材録を発掘公開!

以下、19年NHK杯フリー一夜明けインタビュー

――大会を振り返って

木原 今回僕たちは結成して3カ月で、まずはミニマムスコア(国際スケート連盟が設定する最低技術点=国際大会の出場に影響)の獲得を第一の目標にしていました。今回、自分たちが思っていたよりも点数(合計179・94点)を出すことができたので、すごく自信につながった試合になりました。

三浦 私自身すごく不安があった中で、完璧ではないんですけど、まとめられることができて、自信につながる演技ができたと思います。

――5位という結果は

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。