【三浦佳生の言葉】「納得いかない」を連発した理由とは/全日本選手権SP

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇21日◇長野・ビッグハット◇男子ショートプログラム(SP)

昨季の4大陸選手権&世界ジュニア選手権王者、今季はグランプリ(GP)ファイナル5位の三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が、ぶっつけ本番で93・91点をマークしました。体調不良で午前の公式練習を休みながらも4位。「今季一番の会心の出来」とガッツポーズを繰り出しながらも、得点が出た瞬間、首をかしげました。演技直後の取材エリア。第一声から、怒りをにじませた、その理由とは―。言葉を選びながらも、感情を隠せなかった6分弱をノーカットでお届けします。

フィギュア


順位名前SP
1宇野昌磨104.69
2山本草太94.58
3鍵山優真93.94
4三浦佳生93.91
5佐藤駿89.8
6友野一希86.88
男子SPで4位につけた三浦

男子SPで4位につけた三浦

「今シーズン1番の、会心の出来」

一問一答は以下の通り。

――振り返って

三浦 もうストレートに、全く納得がいってないです。それは内容というよりも、本当に点数。自分の中で出し切ったと思いましたし まあ1個、コンビネーションスピンのキャメルでグラついたのは、あれはもう完全に自分のミスなのでしょうがないですけど、チェンジシットスピンが1個、ノーカウントとなったのが1つ気になってて。今シーズンもう既に2回、ノーカウント食らってるんですけど、自分比でかなり早めにしゃがんで、シットの姿勢もちゃんとしゃがめてると思ってたんですけど、ノーカウントだったので。これでダメなら対策のしようがないっていうか、 本当に納得いってないですし、先生もしゃがんだっていう風に言ってますし、全く納得がいってないです。

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球などを担当。22年北京冬季五輪もフィギュアスケートやショートトラックを取材。
大学時代と変わらず身長は185センチ、体重は90キロ台後半を維持。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。