W杯の不思議な法則が示す日本代表監督の最適任者は 「クレージージョブ」の光と影

1988年の入社から40年近く、スポーツを取材してきた首藤正徳氏が執筆する、日刊スポーツの看板コラム「スポーツ百景」。今回は、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会を舞台に「日刊スポーツ・プレミアム」バージョンとして随時、お届けします。

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帰国会見で質問に答える森保一監督(26年7月2日)

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W杯 約1世紀続く「優勝国監督は自国出身」の法則

サッカーのワールドカップ(W杯)には不思議な法則がある。

「優勝チームは自国出身の監督が率いるチームに限られる」。

科学的根拠があるわけではないが、1930年の第1回大会を制したウルグアイ以来、全22大会の優勝国の監督はすべて自国出身者。外国人監督のチームが決勝に進出したのもわずか2例のみ。

ベスト8が出そろったW杯北中米大会も、8カ国中5カ国を自国出身の監督が占めた。優勝経験のあるフランス、アルゼンチン、スペインに加えて、怪物FWハーランドを擁して初の準々決勝進出を決めたノルウェー、堅守で過去最高位に並んだスイス。法則は今大会も成立しそうな勢いである。

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1965年、大分市生まれ。
88年入社。ボクシング、プロレス、夏冬五輪、テニス、F1、サッカー、K-1など幅広いスポーツを取材。アントニオ猪木、マイク・タイソン、有森裕子、高橋尚子、岡田武史、フィリップ・トルシエらを番記者として担当する。
五輪は92年アルベールビル冬季大会、96年アトランタ大会を現地取材。08年北京大会、12年ロンドン大会は統括デスク。21年東京大会は五輪・パラリンピック担当委員。サッカーは現場キャップとして98年W杯フランス大会、02年同日韓大会を取材。
23年1月に退社してフリーに。現在は日刊スポーツの契約ライターのほかNPO法人スポーツネットワークジャパン企画編集委員、東日本ボクシング協会の評議員などを務める