選抜4Rは中武三四郎(27=大阪)が、番手にはまる展開で1着となった。

ただ、後ろに付いていた広川泰昭が落車(失格)。「ラインで決められなくて悔しいです」と肩を落とした。

その悔しさは、今の競輪界を憂いての言葉でもあった。「僕らが本線で、2車単も2人で売れていた。だからこそ、人気に応えたかった。コロナとかこういう時期でもあるし、売り上げに貢献したかった。おじさん(中武克雄)からもいつも『競輪は1着だけじゃない』と言われているので」。

自分を買ってくれるファンの思いを胸に、最終日5Rもライン決着を目指す。