吉田航(26=大分)は、父の思いも背負って力走する。

小学校から高校まで11年間、プロ野球選手を目指して白球を追いかけた。その願いはかなわなかったが、父の言葉が人生の転機になった。「プロ野球選手になれなかったら、競輪選手を目指さないかと言われました。父も昔、競輪選手になりたかったみたいなんです」。競技は違えどプロの道を志すことになった。

晴れて養成所を卒業すると、本格デビュー2場所目となった7月の地元別府で、デビュー初優勝を飾るなど順調な足取りだ。「養成所を出てからは先行を意識しているし、ライン戦が楽しい」と、競輪への高い適応力を見せている。

チャレンジ予選4Rは、地元の秋永昂人と横瀬聡を従えて積極策に出る。