準決10Rを見てあらためて思った。スピード競輪と言われて久しいが、結局ヨコのさばきが甘いと、肝心なところで好位を回れないということだ。
最終ホームで取鳥雄吾が先行、番手が松浦悠士、3番手で山田英明と郡司浩平が並走になった。その後ろで古性優作が和田真久留をさばく。普段からヨコの動きが淡泊なので要所で狙われる。競りははやらないと言われるけれど、根底にはヨコの強さを選手は測っている。松浦は自力の切れが悪くても、決勝まで進めたのはヨコの動きが認められているからだ。内から当たられた瞬間に、軸を内側に移す能力は練習では培うことは難しい。落車を伴う練習はレースでしか得られない。
準決の勝利者インタビューで「3番手に単騎の選手が付いていたら自分の動きも違った。雄吾や(清水)裕友の分まで頑張りたい」とコメント。他地区のラインに付くことが良くないという風潮があるが、取鳥ラインを3番手からまくれる選手は限られる。このレースで単騎を選んだ選手も中国ラインの後ろと言えば、決勝への道筋が見えていたかもしれない。
決勝は位置取りできる単騎の選手がそろった。しかし、さばきは松浦が一枚上だ。流れを見極めて復活ののろしをあげたいところだろう。(日刊スポーツ評論家)
◆ヤマコウ・決勝12Rの予想印 ◎松浦悠士 ○郡司浩平 ▲新山響平 ☆北津留翼 △古性優作























