2予6Rは阿部拓真(30=宮城)が最終3角からインを突いて追い込み勝ち。取鳥雄吾、堀内俊介との同期対決を制した。逃げる取鳥を相手に「雄吾が逃げているのに後方ならチャンスがない」(阿部)とまくり追い上げ、取鳥マークの柏野智典が外線を外した隙を見逃さなかった。「(最終4角過ぎに)雄吾が一瞬、内を空けたからそこしかないと思って…。紙一重のレースでした」と振り返った。

20年後期にはA級陥落も経験している阿部だが、近況はF1決勝の常連と成績も安定している。その要因のひとつに「弟子(木村佑来=119期)を取って、自覚と責任感が出てきた」と話す。今節も決勝に勝ち上がって愛弟子に手本を示したい。