予選10Rは宇根秀俊(44=愛媛)が田中和磨マークからシャープに差し切った。田中は「あの展開なら押し切りパターン。宇根さんが強かった」と悔やんだが、宇根には勝たなければならない理由があった。それは「今回スタンドに知り合いで19歳のプロを目指す子を呼んでいたんです。自分の友人も含めて結構な人数が来ていたし、ひょっとすれば自分が師匠になるかもしれないし、その子の前でかっこ悪いところ見せられなかったから必死で踏みました。これで少しはでかい顔ができる。ガハハ」と得意満面。この勢いで準決11Rは宗崎世連マークから連勝を決め、さらにでかい顔? をするつもりだ。