上條暢嵩(27=大阪)がしっかり逃げて、通算14回目の優勝を決めた。

優勝戦はコンマ05のトップスタートから、外マイ強襲の渡辺和将を受け止めて押し切った。「スタートは遅れず、フライングもしないように行った。スタート練習や展示では大丈夫だと思ったが、(2枠の)石倉(洋行)さんの展示タイムが出ていたので差しに警戒した」と汗をぬぐった。

びわこでは初の優出で優勝を決めた。「びわこはこれまでがいい結果が出てなかったが、今回勝てたので好きになった。8月末にあっせんがあるから、またいいエンジンを引きたい。今のでもいいですよ」と周囲を笑わせた。

今節は11走して6勝のオール2連対で優勝。ダービー(10月26日~、平和島)の適用勝率も上げてきた。「目の前の1走1走を走るだけ。その結果SGに出られたらうれしい。まずは地元の住之江(摂河泉競走、G1高松宮記念)で爪痕を残したい」と口元を引き締めた。

次走は31日からの鳴門だ。