魚谷香織(36=福岡)が優勝戦に駒を進めた。

準優9R全艇がゼロ台に突っ込むスタート合戦になったが、魚谷はコンマ02のトップスタートから余裕の先マイで押し切った。

「早いと思ったけど、みんな来てたので落としてません。全速です」。勝負度胸もすごかった。

産休明けで約1年5カ月ぶりの実戦で優出は「出来すぎだと思います」と謙遜するが、改めて実力を証明した。産休明け初戦で優勝したのは13年以降では13年3月徳山の浅田千亜希と18年1月宮島の塩崎桐加の2人いる。

「早くSGでも活躍できるようになりたい」。3人の子供を持つママさんレーサーは向上心も旺盛だ。「落ち着いてレースに集中します」。復帰戦優勝へ全神経を集中する。