前検日から、奥井迪(41=東京)の表情が晴れない。負けた2日目はもちろん、勝った初日の直後もそう。しかし、もちろん、リズムアップに向けて、手は打っている。
「次のG1(パールカップ=6月13~15日・岸和田)へ、どういう車輪がベストか試行錯誤しているんです。しっかり練習できて体調はいいけど、このちょっと(材質が)硬い車輪を使いこなせてない。踏み出しが良くなり、車が流れていくはずが、そうなってない。体の使い方が下手なのかな。まあ、私自身の問題」。
予2・6Rは最終ホームで立ち遅れ、まくり上げたが、2着に終わった。「やっぱりまくりは下手」と、自嘲気味に振り返り、ガ決勝11Rの積極策へ腹を固めた。「自転車という道具を使いこなしたい」。さらに進化しようと細部に気を配る姿勢が、昨年のMVP、柳原真緒を封じて1月松戸以来の優勝を呼び込むか。その逃走劇から目が離せない。





















