元SMAPで人気オートレーサーの森且行(49=川口)が、準決勝戦11Rでまさかの反則妨害を喫し、優勝戦進出を逃した。

試走は、3秒32と8人中3番時計タイをマーク。10メートル6車並びの最内となる3番車で臨んだ。

本番は好スタートを切り、3番手を確保しようとした1周1角で中山光と接触。中山はバイクが流れ、森もスピードが減速して大きく後退した。何とかレースは続行したものの、7人からかなり離されて8番手でゴールした。

レース後、1周1角の走行について審議となり、森は反則妨害の判定を取られた。今節は、優出すれば、8月の伊勢崎SGオートレースグランプリの出場権が手に入るチャンスだったが、無念の優出漏れとなった。

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルのバンクを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)して競う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。レースは、選手の技量の差によってハンデ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて、車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。22年の獲得賞金NO・1は、鈴木圭一郎で9817万6536円。過去の最高額は、04年に高橋貢が記録した1億4812万4255円。