【全文公開】雪組トップ朝美絢インタビュー「真に迫る目の強さ大切に」の言葉を自信に

雪組トップ朝美絢主演「ポーの一族」が11日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する。萩尾望都氏原作の漫画。脚本・演出を務める小池修一郎氏は、入団以来、この作品のミュージカル化構想を温めてきた。18年に花組トップ明日海りお主演で実現させ、今回、朝美率いる雪組で再演が決まった。トップ娘役音彩唯(ねいろ・ゆい)との新トップコンビ大劇場お披露目公演となる。宝塚は8月23日まで、東京宝塚劇場は9月12日~10月25日。【取材・構成=阪口孝志】

演劇

◆朝美絢(あさみ・じゅん) 11月6日生まれ、神奈川県鎌倉市出身。09年入団の95期生。月組配属。17年雪組へ組替え。24年10月、彩風咲奈の後を受け、トップ就任し、「愛の不時着」で夢白あやとのトップコンビお披露目。25年3月、「ROBIN THE HERO」「オーヴァチュア!」で本拠地、宝塚大劇場お披露目。身長169センチ。愛称「あーさ」「J」。

★ポーの一族(脚本・演出、小池修一郎氏)萩尾望都氏原作の漫画。永遠の時を生きるバンパネラの仲間に自ら加わった少年エドガーが、時空を超えて旅を続ける物語。小池氏が30年の構想の末に、18年に花組トップ明日海りお主演でミュージカル化を実現した。

主演ミュージカル「ポーの一族」に臨む雪組トップ朝美絢

主演ミュージカル「ポーの一族」に臨む雪組トップ朝美絢

「愛に渇望しているというところを」

-エドガー役をやると決まったときの気持ち、稽古をへてエドガーの仕上がり具合は

朝美花組さんの初演のときに漫画を読んで、映像でも花組公演を見させていただいていたので、それを自分がやるっていうのが衝撃的でしたし、明日海りおさんのイメージがすごく強かったので驚きとともにプレッシャーがありました。でも、バンパネラという新しい役に挑戦させていただける機会を与えていただいたのはすごくうれしいという思いでした。漫画を読んでも何度公演を見ても、エドガーの寂しさとか孤独さから来る狂気だったり、1番の根底として愛に渇望しているというところを感じてお稽古しているので、その部分が1番出たら良いなと思っています。メリーベルだったり男爵、シーラ、そして、アランとの関係性によって、エドガーのいろんな面が違ってくると思うので、そこを自分の中でも整理しながら明確にやっていきたい。

-複雑な人物

朝美人間の、純粋に育っているところ、捨て子だったというところも大きなポイントだと思うんですけれども、メリーベルと一緒にみなしごになったところから物語がスタートする。そこから愛を信じていたところでまた裏切られという、何度か裏切られているのがエドガーの傷ついた心の要因になっているのかな。

「外見は14歳の少年、中身は130何歳という表現」

-エドガーを演じる上で難しさを感じる部分は

朝美外見は14歳の少年なんですけれども、中身は130何歳であるというところの表現の仕方が1番難しいなと思っています。もちろん少年の心は続いていると思うんですが、100年以上…最後は200歳を超えている場面になっている。醸し出す空気感が普通の子供ではないというところのオーラみたいなもの、空気とかセリフの言い方とかあるとは思うんですけど、体は変わってないので声は変わっていないのかなとか思ったりして、表現の仕方っていうのがエドガーとしては一番難しい部分かなと思っています。

-逆に楽しさを感じる部分は

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