倉持莉々(29=東京)が3着に食い込んだ。

女子5人目、自身初のSGファイナル。「時間までわくわくして臨めました。優勝戦を楽しもうって」。スタートこそ6番目と後手も、道中は浜野谷憲吾、瓜生正義の男子トップ相手に渡り合い、入場制限解除で詰め掛けた大観衆を大いに沸かせた。

「3着は守ろうと思って。すごくいい経験をさせてもらいました。最初で最後のメダルと思います」と答えると、2着の浜野谷に「また(SG優勝戦に)すぐ乗れるよ」と声をかけられ、うれしそうににっこり。

ボートレースCMのモデルになった水球ポセイドンジャパン倉持が、ボートのニューヒロインへ見事に変貌を遂げた。