MF三笘薫(25=サンジロワーズ)が、1得点1アシストで先発定着へ猛アピールに成功した。

1-1で迎えた前半終了間際、左サイドから放った右足のシュート性のクロスは、詰めた堂安らが触れることなくゴールへ。「試合前から、ゴールにつながるようなクロスを考えていた」と狙い通り。

「中で(上田)綺世とか(堂安)律とかが入ってきてくれたので、ああいった選手のおかげだと思う」

先発した2日パラグアイ戦に続き、これで代表通算6試合で4得点。初ゴールを含む2発を決めた3月のW杯アジア最終予選オーストラリア戦以来、日本屈指の決定力を誇る。

後半28分、今度はドリブル突破で進入した得意のゴール左のエリアから、久保の初ゴールもアシスト。6日ブラジル戦では、自慢のドリブルを止められて「まだ、そういう実力」と猛省したが、この日はアフリカの強豪を相手に、左サイドをほぼ制圧した。

「相手がボールに来ない分、スペースが出来ると思っていた。数的有利をつくって、やりたいと思っていた」。後半9分のシュートこそ右に外したが、守備ではインターセプトなど強度の高いプレーを示した。

前日には、W杯への課題に「プレーの幅を広げる一言に尽きる。シュートやドリブル、クロスなどのバリエーションや質を上げていくこと」と明言。次のチュニジア戦へは「強敵なので、しっかりと分析したい」と、ガーナに続くW杯出場国連破を誓った。

【日本代表】森保ジャパン4発圧倒!W杯出場国ガーナ下す 久保建英&前田大然代表初ゴール/ガーナ戦詳細>>