横浜F・マリノスは、川崎フロンターレの巧みなパスワークからFW小林悠(30)に2得点を許し、リーグ戦3連敗となった。

 順位もひとつ落とし、J2チームとのプレーオフを戦う16位と勝ち点2差の15位となった。DF中沢佑二(40)は「本当に危機感を持たないといけない。しっかり課題が見えたゲームだった」と振り返った。攻撃でもシュートわずか3本に終わったことを反省し「3本はもの足りない。なんとかいい方向にメンタルが傾くように話をしないといけない」と話した。

 同じ神奈川県がホームの2チームによるダービーに敗れただけでなく、これでリーグ戦3連敗。試合後にはサポーターから容赦なくブーイングも飛んだ。

 DF松原健(25)は「サポーターには最高の雰囲気をつくってもらって、勝てなくて申し訳ない。先制点をとられたのが大きかった。惜しいシーンもあったし、コーナーキックとか、セットプレーの精度をもっと高めていかないといけない」と課題を口にした。

 また、左サイドバックとしてリーグ戦11試合ぶりに先発したMFイッペイシノヅカ(23)は慣れないポジションでの出場に「相手をリスペクトしすぎずやろうと思っていた。いい守備からいい攻撃につなげられたらよかったと思う」と振り返った。チームの現状については「まだシーズンは折り返したばかりで終盤ではない。今のサッカーを信じて、信念を持ってやればいいかなと思う」と前向きだった。