横浜F・マリノスのFW久保建英(17)が、26日の神戸戦にJ1リーグ戦初先発し初ゴールを決めた。0-0の後半11分。中央から右サイドの松原健(25)にパスを送り、折り返しをフリーで受け、1トラップで左足でゴール右に決めた。

かつてバルセロナのユース組織に所属していた久保がバルセロナの英雄、ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(34)の目の前で成長した姿を披露。神戸には元ドイツ代表ポドルスキもいた。

「1つでも多く勝ちたい。チームの勝利に貢献できてうれしい。(イニエスタ、ポドルスキについて)外国選手特有の体の強さを持っていた」。

前日練習では紅白戦で主力組のトップ下に入り「周りに頼ってばかりじゃなく、少しでも力になれるようにというのは考えている」と意気込んでいたが、その言葉どおり、しっかりと結果を出した。

イニエスタとの“バルサ対決”については「自分には相手を気にしている余裕が個人としてない。まずは少ないチャンスをものにするだけ」と冷静だったが、胸に秘めたものはあったようだ。