横浜F・マリノスは原点回帰の4-3-3の布陣が当たり、柏レイソルに快勝した。

今夏の移籍期間にセンターバックの選手を3人補強し、カップ戦含むここ5試合は3バックで戦っていた。しかし、この日はその3バックの中央を務めていたDFドゥシャンが出場停止だったことなどもあり、ポステコグルー監督は開幕前から取り組んできたシステムに戻すことを決断。見事に結果に結び付けた。

選手も4バックへの手応えを次々と口にした。1得点を決めたMF天野純(27)は「(前節の)清水戦でも後半に4-3-3のシステムに変えて押し込むサッカーができていたと思う。このシステムだとそこまでポジションから(左右に)動かなくて済むし、攻撃の時は高い位置もとれる」と話した。

DF松原健(25)も「みんなの距離感が良くて、すぐにボールを取り返せるような感じはあった。マリノスのサッカーができたと思うし、やりやすかったのひと言に尽きる」と話した。

開幕当初は4バックで、GKも積極的に攻撃の組み立てに絡むハイラインサッカーに挑戦していた。しかし、6勝5分け9敗となかなか結果が出ず、8月15日の第22節名古屋戦からチームの布陣は3バックに変更。それでもここまで2勝3敗とチームの成績に目立った改善の兆しはみられなかった。そんな中での“原点回帰”しての勝利は、残り9試合となった今後の戦い方の道しるべとなるかもしれない。

この日2得点を挙げたFW伊藤翔(30)は「システムはゲームによると思う。今日は4バックがハマっていた。相手に合わせてやれれば」と話した。

ポステコグルー監督も「システムというよりかはマリノスのサッカーができることが大事」とひとつのシステムに固定しない意向を示しており、残留を争う横浜が今後どのような戦い方を選択するのか注目したい。