J1湘南ベルマーレ所属のノルウェー代表FWタリク(32)が新型コロナウイルスの影響による欧州選手権の1年延期発表を支持した。18日、平塚市内で臨んだ非公開練習後に史上初めてとなる欧州選手権の延期ついて言及。同国代表は26日に本大会出場権を懸けたプレーオフのセルビア戦を控えていたが、すべて延期になった。

タリクは「自分たちの健康も考えたら、良い決断だったのではないか。これは自分たちのことだけではない課題なので、良い決定だったと思う」と冷静に受け止めた。

同国代表メンバーたちとSNSを駆使し、頻繁に連絡を取り合っているという。特に日本代表DF吉田麻也も所属するセリエAサンプドリアの同国代表MFソルビーは新型コロナウイルスに感染した1人。「軽い症状ながらも彼は家で過ごしている。人とも会えないし、外にも出られないそうだ」と代表仲間の置かれた心身をおもんばかった。

また6月開催に変更見通しというプレーオフを見据えながら「他選手ともコンタクトし『会いたかったね』と話をしたけれど。まず1人1人の健康が第一なので仕方ないことだ」と納得の表情を浮かべた。タリクはノルウェー代表の10番として60試合出場し10得点をマーク。ブンデスリーガのホッフェンハイム所属時には、現在、日本代表MF南野拓実のチームメートとなるリバプールFWフィルミノ(ブラジル)とも一緒にプレーしている。