ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)が“背中”でチームを引っ張った。19日、神戸市の練習場で非公開調整を行った。新型コロナウイルスの影響で公式戦は長期中断中。モチベーションを保つのが難しい中、世界的スターは練習に対する姿勢でチームに好影響を与えている。

ジュニアユースからの生え抜きのMF安井拓也(21)は、イニエスタについて「常に全力でやってるし、何に対してもまじめにやっているので、僕たちがやらないわけにはいかない。そういう面で引っ張っていってくれていると思います」と話した。

同じ中盤でプレーする安井は、経験と実績のある選手から技術を盗み取ろうとしている。「アンドレス(イニエスタ)の場合、いろんな選択肢の中でそのプレーを選んでいるので、(プレーを)決めつけてやるという感覚ではないと感じました。よくよく見るとミスをしたりというのがありますが、ミスを恐れずに挑戦していく感じが大事なのかな」と刺激を受けていた。【南谷竜則】