<J1:山形0-0神戸>◇第20節◇22日◇NDスタ

 神戸が、かろうじて敵地で勝ち点1を拾った。アウェー山形戦、0-0のドロー。左ひざの手術でエースFW大久保を欠いた中、荒れた芝に苦しみ、無得点に終わった。パスミスが相次ぎ、リズムをつくれなかった。後半ロスタイムには、GK榎本達也(31)がペナルティーエリア外で手を使ったと判定され一発退場。既に3人の交代枠を使い切っていたため、途中出場のFW都倉賢(24)がGKを務めるアクシデントもあった。

 「グラウンドが悪くパスで崩すのは難しいと、ハーフタイムに選手に伝えた」と三浦監督は無念そう。都倉は何とか無失点で乗り切り「監督に聞いたら『やれ』ということだったので。一生に1回の経験でしょう」とほっとした様子だ。3戦勝ちなしと波に乗れない15位神戸。16位仙台に勝ち点2差に迫られた。次節28日は勝ち点20で並ぶ14位東京戦(神戸ユ)。エース不在のまま我慢の夏は続く。