欧州の主要カップ戦決勝で、ここまでミスマッチな対決となったのは初めてかもしれない。
8日(日本時間9日)に行われるフランス杯決勝で、国内リーグ戦との2冠を目指すパリサンジェルマン(PSG)と戦うのは、フランス3部に所属するレ・ゼルビエ。
同クラブは現在その3部リーグでも13位と低迷しており、今季1試合を残して4部へ降格する可能性すらあるという。PSGにずたぼろにされないか今から心配だ。
そんなチームがなぜ決勝まで進むことができたのか。延長やPKを制してきたしぶとさに加え、単純に運が良かったのも否定できない。
同クラブは決勝トーナメント(T)で1度も1部クラブと対戦せずに決勝にまでコマを進めた。
▽決勝T1回戦 2-1(延長)アングレーム(5部)
▽同2回戦 2-1サンローマンシュ(5部)
▽同3回戦 3-0オセール(2部)
▽準々決勝 0-0(PK4-2)ランス(2部)
▽準決勝 2-0シャンブリ(3部)
英BBCによると、レ・ゼルビエの年間のチーム運営費で、PSGのブラジル代表FWネイマールを16日間だけ雇うことができるという。
またレ・ゼルビエが今季3部から4部に転落すると、来季はPSGのリザーブチーム(2軍)と同じリーグ所属ということになる。
さまざまな意味でかけ離れすぎた両チームだが、史上最大のジャイアントキリングは起きるのか。まあ、ほぼ100%に近い確率で起きないでしょう。
【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)


