どーもです。今日紹介するのは、ダンロップスポーツのニューモデル「XXIO11」シリーズのUTです。今回、本筋シリーズもUTがハイブリッド(HB)に変更されていました。「XXIO X(エックス)」シリーズのみかと思いきや、な、なんと本筋までHBとなっていました。これはあくまでもボクのイメージですが、HBという名前だけで、〝アメリカンでハード〟と思ってしまいます。まぁ、ボクだけかもしれませんけどねw そういう意味でちょっとビックリしたモデルを紹介しましょう。


まずは見た目から。


今回の「XXIO11」で最も変わったのは、このHBかもしれません。形状的には先代とは全くの別モノですわ~!

フェース自体はシャロー気味だと思いますが、トゥ側がストンとカットされた〝ハイブリッド顔〟に変更されています。

ボディはセミディープ。ハイバックで、後部もコンパクトになっていました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。先代とは確実に違いますよね!! でも、構えてみると思ったほどハイブリッドでは無いんですよね。どことなくUTチックな部分も残しているように感じました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「XXIO MP1100」Sフレックス装着モデルの4U。スペックは、ロフト角20度、ライ角59.5度、長さ40.25インチ、総重量324g、バランスD1。ヘッド体積は130cm3。シャフトスペックは、重量47g、トルク4.1、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めでした。シャフトを手でしならせてみると、Sでも柔らかめで結構しなります。しなりポイントは中間よりも若干先辺りに感じました。ワッグルしてみると、結構ヘッドが動くイメージですが、まぁ、これも想定の範囲内ですね。


実際に打ってみると、まぁ~飛びますわ~!! ロフト20度モデルとはいえ、220yってねぇ~!! 先代もぶっ飛びUTでしたが、HBと呼び名を変えた(実際には同じなんですけどね!!)わりには先代の飛びも、球の上がり方もしっかり継承していました。あと実感したのはロースピン弾道ですね。先代試打時に比べるとHSが1m/sほど落ちていますが、約800rpmgの差はHSだけでなないと思います。それだけ、クラブ自体の低重心化が実現しているということでしょうね。そう考えると、なぜHBという名称になぜ、変えたのかという疑問が残りますが・・・


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS41.3m/s、初速57.4m/s、打ち出し角16.6度、バックスピン量3567.7rpm、サイドスピン-538.1rpm、飛距離219.6y

【ベスト】

HS40.6m/s、初速56.5m/s、打ち出し角16.7度、バックスピン量3045.2rpm、サイドスピン-572.1rpmm、飛距離220.8y


打感は弾き系。どちらかと言えば、FWよりもドライバーに近い感覚でした。音も高めに感じました。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高弾道ですね!! このクラブも球を上げようなんて意識は、一切不要です。前述通り、先代よりもスピン量が少なめで、やや弾丸ライナー性が増していたように感じました。ドーンと打ち出しから上がって大きな弾道が得られるモデルに感じました。


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。振っていくとつかまっちゃいますが、普通に打っている分には悪くないイメージ。ん~、それ自体がなんか複雑な感じですけど・・・w


シャフトフィーリングおよび振り感ですが、Sでも柔らかめ。結構しなり感があって、ダウンからインパクトにかけてヘッドが走る感覚ですが、ドライバーやFWほどヘッド重量を感じませんでした。その分、シャープに振れる印象でした。


今回ボクが打った限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。見た目的には、フェース形状がいかにも〝ハイブリッド〟な形状になっていましたが、それ以外は〝ユーテリティでよくねぇ?〟って感じでした。メーカー的になぜ呼び方を変えたのかはその意図がよくわかりませんが、クラブ的には「さすが、XXIOシリーズ」といった感じ。飛距離はぶっ飛び、球もがっつり上がり、オートマチックにつかまります。この辺は〝THE XXIO〟で、先代との大きな差は「さらにロースピン化を実現」かなって感じました。


<ダンロップスポーツ「XXIO11」HB>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:10▽上がりやすさ:9▽操作性:6▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=、マレージング綱、フェース=HT1770M

■ロフトバリエーション:3H=18度、4H=20度、5H=23度、6H=26度

■シャフト(重量/トルク/調子):「MP1000」(S=47g/4.1、SR=45g/4.2、R=43g/4.3、R2=42g/4.4/中調子)

■価格:各1本3万8000円+税。