どーもです。ダンロップスポーツのフラグシップモデル「XXIO」の最新作「XXIO12」を試打できました。「XXIOエックス」シリーズもモデルチェンジしていますが、クラブ手配の都合上今回は「XXIO12」シリーズのみの試打です。もう12代目なんですね。2年に1度のモデルチェンジですが、1つのブランドが24年も継続すること自体が称賛に値することですね。というわけで、まずはドライバーからいってみましょう。


まずは見た目から


ソールを見る限りでは先代同様ソール後部にウエート配置ですが、どうやらテクノロジー自体は全くの別モノのようです。“たわみ”を徹底的に追求。フェースは柔らかく、カップフェース縁の剛性を上げ、さらにフェース後部に凹みを設定することで柔らかいエリアを設けトウ側の反発性能をアップ。その後部(紺色部分)にはリブを効果的には配置して剛性を高めることでパワーを逃がさずたわみを受け止める「柔・剛・柔・剛」の4層構造となっているようです。

フェースはシャローで、形状的には歴代XXIOらしく感じました。違いといえば、ミーリングの入れ方ですね。

ボディもシャロー。この辺の変更はないでしょうね。でも、前述した4層構造ボディになっていますからね!

後ろ姿ですが、クラウンのネック側に何やら出っ張りが見えますよね! 後述しますが、新作の代名詞にもなっている“飛びの翼”アクティブウイングです。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は大きめで、形状的な変更はないと思います。“飛びの翼”ですが、メーカーによれば「ダウンスイング前半の空力をコントロールすることでヘッド挙動を安定させるテクノロジー」で、「打点のバラつきを抑えるだけでなく、適正なフェース角へ導くことでパワーを逃すことなくインパクトを迎える新発想のヘッド構造」だそうです。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「ゼクシオ MP1200 ネイビー」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角59度、長さ45.75インチ、総重量287g、バランスD4。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量41g、トルク6.4、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的には軽めでグリップも細め。この辺は歴代ずっと変わらないと思います。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスでもかなり柔らかめ。ボク的にはSR…、何ならR感覚ですが、まあ、40g台のシャフトの印象があまりないので、こんな感じなのかな? しなりポイントは中間よりもやや先で、シャフトの色がネイビーに変わった10cmくらい先辺り。また、グリップの辺りにも若干の柔らかさを感じました。ワッグルしてみると、かなりヘッドが動く印象でしたね。素振りしてみても、切り返しでもしなるし、ダウンスイングでも結構クイックにしなりも戻りそうな気配でした。


実際に打ってみると、正直な感想は「こんな金属的な音だったっけ?」でした。打感は弾き系で歴代モデルと大差ない印象でしたが、新作の音はやや金属的で、キンキンした感じ。芯を外しているのかと思って何球か打ちましたが、やはり印象は変わりません。先代は芯食いショット連発でしたが、正直「XXIO12」はホントに芯を食っているのかが若干わかりにくい感じもありました。どこに当たっても235~240yはマークしていたので、ミスヒットの寛容性は高いと思いますが、飛距離的には先代に軍配の印象でした。先代と比較すると明らかに初速が低めかな。これはボクのスイングの問題も否めませんが、先代は普通に振って芯食いショットでしたが、新作はややヒール気味に当たっていたような感覚でした。


以前、都市伝説として「ゼクシオ奇数の法則」を取り上げたことがありますが、今回は偶数ですよね・・・。もしかして!?


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS43.1m/s、初速59.6m/s、打ち出し角17.2度、バックスピン量2891.1rpm、サイドスピン-184.6rpm、飛距離238.0y

【ベスト】

HS43.8m/s、初速60.1m/s、打ち出し角17.0度、バックスピン量2999.7rpm、サイドスピン42.9rpm、飛距離240.0y


打感は弾き系。ゼクシオらしい打感ですが、今回はいかんせん音がちょっと・・・。ボクはちょっと気になってしまいました。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこんな感じ


弾道的には高弾道。打ち出しからドーンと高弾道でこの辺はさすがXXIOです。スピン量ですが、見た目的には少なめでした。でも、計測値では約2800rpmなのでXXIOとしてはやや多めかな。ちなみに、この動画弾道はやや上に当たった印象でしたが、それでも初速61.2m/sをマーク。ちゃんと打点シールを貼って確認すべきだったかな?


出球傾向は、ボクのスイングでもほぼストレート。曲がりは少なめですが、これはインサイドアウト系スイングで、ヘッドを右前に放り出すイメージで打ってです。この打ち方だと結構右に打ち出して戻ってくるいわゆるフック系が出やすいのですが、その打ち方でほぼ真っすぐでした。


シャフトフィーリングですが、さすがにボクには柔らか過ぎかな。切り返しでも結構しなりが大きく、ヘッドが動いている感じでワンテンポ遅れるけど、ダウンスイングではインパクト前に強烈なしなり戻りをしているような感覚でした。おそらく、新作の結果が今イチだったのは、このシャフトの味付けの問題かなと思っています。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS36~40m/s辺りにオススメ。クラブ性格的には、歴代モデル同様オートマチック系ですが、今作はヘッドよりもシャフトの味付けが変わったのかなって。ボクのようなプチヒッターでもちょっとアンダースペック気味な印象で、スイングタイプ的には払い打ち系、持ち球的にはスライサー向けの印象がより強くなっていたように感じました。今回同時試打はできていませんが、「XXIOエックス」とのすみ分けをよりハッキリさせようとしたのかなって推測できます。なぜなら、これまでのXXIOユーザーも年を取っていくからで、そこを考えての味付けなのかもしれませんね。今回結論は出せませんが、おそらく続けて出せるタイミングで「XXIOエックス」を試打できると思うので、そこで結論を出します!!

<ダンロップスポーツ「XXIO12」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:10

■ヘッド:ボディ=Ti-811plus、フェース=チタン(SUPER-TIX 51AF)

■シャフト(重量/トルク/調子):「MP1200」(S=41g/6.4、SR=39g、R、R2=36g/6.6/中調子)

■価格:1本8万8000円(税込み)