昨年の全国小学生大会のチャンピオン、松田正史(熊本・春日小5年)が「貫禄」の1位通過を果たした。

 「去年日本一になったので、恥をかかんようにせんといかんと思った」と、プレッシャーを感じてスタート。7番でアプローチをダフってトリプルボギー、9番では右OBでダブルボギーとたたいて「ダメだって思った」という。それでも、折り返しで首位に2打差と聞いて発奮。16番でバーディーを奪い、その時点でトップの同組の森薗大河(鹿児島・高山小6年)に1打差に迫った。

 18番で森薗が先にパーで上がり「1・5メートルのバーディーパットを慎重に読んだ。フックラインが入った」と、ともに77で上がったが、18番からのカウントバックで1位が決まった。「今日は立ち直ってもすぐ崩れるゴルフをしてしまった。去年のこの大会は87も打ったけど、今年は決勝でも勝って世界に行きたい」と、目を輝かせた。