男子ゴルフ石川遼(25=CASIO)が31日(日本時間2月1日)、フェニックス・オープン(2月2日開幕、アリゾナ州TPCスコッツデール)に向けて練習ラウンドを行った。

 午後からアウト9ホールを回り、グリーン周りの寄せを中心にコースをチェック。「グリーンのスピードが例年より遅い感じがする。試合になってどこまで速くなるか」と印象を語った。

 昨年大会の第2日に腰の痛みを覚え、その後5カ月間の長期離脱を経験した。1年ぶりに戻ってきて感じるのは2つの手応えだ。まずは体。「今の体の状態に不安がないから、そういうことがあったというのが自分でも信じられない状態になっているんじゃないかなと思います。(この大会で腰を痛めたのが)すごく前のことに感じますね」。

 技術面の向上にも言及した。「特にアイアンですね。PGAツアーではパーオン率が大事。アイアンでその数字が上がるか下がるかというところで、1年前はアイアンで苦労していた。そこが一番違う。技術という部分で向上できているのかなと感じる」とうなずいた。

 前週は米本土開催では15年8月クイッケンローンズ・ナショナル(10位)以来となるトップ20入りを果たした。「現状、自分がしっかりやるべきことをやれば、しっかり自分のパフォーマンスを出せれば、先週の結果は上回れるんじゃないかなというのは思う。そこは目指してやっていきたい」と上位進出を狙う。