米ツアー2戦目の畑岡奈紗(18=森ビル)が目標の予選突破へ踏みとどまった。ほぼ無風だった午前中とうって変わり、畑岡がプレーした午後は10メートル近い風が吹く悪条件。それでも4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で1オーバーの81位と持ちこたえた。日本勢では横峯さくら(31)が1アンダーで41位。前年覇者の野村敏京(24)は2オーバーの99位スタートとなった。

 18番を終えた畑岡は「良かったホールはないです。良い流れを作って、すぐに失ったり。もったいないのが多かったです」と話した。9番、10番と連続バーディーで1アンダーとしながら、11番で3パットのダブルボギー。結局、そのまま1オーバーで終わった。

 ただ海辺のリンクスコース特有の風が吹いた午後の天候を考えると、最低限のプレーはできた。午後組72人中、全体で上位5人に入ったのはリー(台湾)だけ。3ケタ順位111位以下の選手34人中、23人が午後組だった。

 そんな中、畑岡は踏ん張った。バハマでの開幕戦でばらついたドライバーはほとんど曲がることなく「ティーショットは良かったです」と及第点をつけた。前日15日には父仁一さんが栄養ドリンクなど差し入れを携えてアデレード入り。父の目の前での予選突破へ向け「明日はもっと丁寧にゴルフがしたい」と誓った。【千葉修宏】