男子ゴルフで10日開幕の今季メジャー最終戦、全米プロ選手権でメジャー初制覇を狙う松山英樹が8日、会場となるノースカロライナ州シャーロットのクウェイルホロー・クラブ(パー71)で練習ラウンドを行い、「(状態が)後戻りしているので、それをまた上げられるように頑張りたい」と険しい表情で話した。

 前週の前哨戦、世界選手権シリーズのブリヂストン招待で逆転優勝した。最終日の6日夜に休む間もなく移動し、翌7日から精力的にコースをチェック。8日は断続的に雨が降る中で谷原秀人と18ホールを回った。

 生命線のショットや、クラブのヘッドが抜けにくい粘りのあるラフからの寄せを入念に確認した。「今週は天気が悪いので(球が転がらず)全体的に長いホールが続く。大変だなと思う」と警戒感をにじませる。途中で疲労感を漂わせてコースに座り込む場面もあったが「(疲れは)ないです」と強気に話した。

 池田勇太と小平智も会場を訪れてコースの状態を確認し、松山に祝福の言葉を掛ける場面もあった。