今大会限りで引退する宮里藍(32=サントリー)は第2ラウンドでスコアを落とし、通算1アンダーとなった。

 3アンダーの8位からスタートし、この日は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73。3番パー4ではグリーンの傾斜がきつく、3打目が反対側のラフまで転がりダブルボギーをたたいた。

 宮里は「3番のダボですごく頭に来ていた。私も人間なので、よくあります。今日の(優勝を狙える)流れの中で、あれはよくなかった。でも、それ(感情の乱れ)を手放す方向で、すぐに切り替えられた。本当なら、ふてくされてミック(キャディー)とも話したくないくらいだった。別人になる感覚で、切り替えました」と明かした。

 ホールアウト時点で首位と8打差。現役最後となる最終日の残り18ホールについては「差が開いてしまったので(優勝は)難しい」としながらも「無心で最後まで自分のゴルフができれば、達成感は得られると思う」と話した。