ツアールーキーの星野陸也(21=フリー)が5バーディー、ノーボギーの66で回り、5アンダーで今季2度目の首位発進を決めた。

 インスタートから1アンダーで折り返すと、より難しいとされるアウトで4バーディーを量産。8番パー3で左手前のバンカーに入れるピンチをしのいでパーセーブし、最終9番パー5も持ち味の飛距離を生かして2オン2パットのバーディーで締めた。

 茨城・水城高2年時に関東ジュニアを制し、初タイトルを獲得した縁起のいいコース。実家で当時の手書きコースメモを見つけ、勝利のイメージを膨らませて乗り込んできた。「マネジメントのイメージは大体一緒」と相性の良さを感じる一方で「昔は2オンできなかった9番で、今日はフォローだったけど5番ウッドで2オンできた。20ヤードくらいは飛距離が伸びたのかな」と成長ぶりを確かめることもできたという。

 今大会は第1日が悪天候によるコースコンディション不良で中止。54ホール短縮競技となったが「関東ジュニアも3日間競技なんです」と偶然の一致? に笑みがこぼれる。「目標は優勝です。1位になること」。思い出の地で“2度目の初優勝”を狙う。