丸山大輔(46=アイテック)が5バーディー、ノーボギーの66で回り、5アンダーで首位に立った。

 インスタートから前半だけで5バーディー。後半のアウトは辛抱強く9つのパーを並べた。特に「毎年長くなっているように感じる。コースが伸びてるんじゃない? いや、オレが飛んでないのか…」と、冗談めかす1番からの4ホールで3つの1パットパー。「150ヤード以内なら若い選手には負けないという気持ちがある」と自負する通りのしぶとさが光った。

 今大会は第1日が悪天候によるコースコンディション不良で中止。13年にこの大会で直近の優勝となるツアー通算3勝目を飾った時も54ホール短縮競技だった。「今だったら2日間でちょうどいい。3日間でも長いくらい」と笑うが、最終ラウンドが行われる22日も台風の影響を懸念する声がある。

 「冗談は抜きにして日曜日(22日)も天気が危ない。何があるか分からないから、今日は飛ばしていこうという気持ちだった」。11年フジサンケイ・クラシック以来となる36ホールでの競技成立の可能性も考慮。早め早めの勝負で、3年ぶりの賞金シード復活、さらには4勝目を狙っていく。