女子ゴルフのツアー第37戦となる大王製紙エリエールレディース(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は16日から4日間、愛媛エリエールGC松山(6550ヤード、パー72)で開催される。15日はプロアマ戦が開催され、今季3勝目を目指す上田桃子(31)が「チャンスホールはあるので、最終的に(通算)20アンダーは超したい」と戦略を思い描いた。

 賞金女王争いも佳境を迎え、トップ鈴木愛から6位上田までに可能性が残る。今大会で鈴木が優勝し、2位キム・ハヌルが単独6位以下なら、13年森田理香子以来4年ぶりに日本人の賞金女王が誕生する。上田が07年以来10年ぶりに賞金女王に立つためには、残り2戦で2勝する必要がある。

 上田の可能性はわずかだが「一発逆転ホームランを打ちたい。大会の相性はいいですし、いろんな思い出がある。新しい思い出を作る大会にしたい。この10年、良くも悪くも、いろんな経験をしてきた。チャンスがゼロではない限り、少しでも面白い展開に持ち込みたい」と意気込みを語った。

 この日のプロアマ戦では「11のバーディーを取れた」という上田が、大逆転を目指して戦い抜く。