男子ゴルフのダンロップ・フェニックス(16日開幕、宮崎・フェニックスCC)のプロアマ戦が15日、同コースで行われた。

 賞金ランク4位の池田勇太(31=フリー)は昨年大会でブルックス・ケプカ(27=米国)と壮絶な優勝争いを演じた。11バーディーを奪った最終日は大会記録に並ぶ61をマークして1打差まで猛追。「負けたけど、いい試合だった」と、後のメジャー覇者をあと1歩のところまで追い詰めた。

 好相性の舞台で狙うのは7年ぶりの大会2勝目のみ。「もちろん(狙って勝ちにきている)。頭にあるのは勝つことだけ」と繰り返す。世界ランク4位の松山英樹(25)、昨年惜敗したケプカら今季の日本ツアーでは最も強力なメンツがそろったが「誰が優勝争いに絡んでくるかは最終日になってみないと分からない。最大の敵は自分」。静かな口ぶりに闘志がにじんだ。